西条の誇り「うちぬき」について
西条市は「水の都」と呼ばれるほど、豊かな地下水に恵まれています。
その象徴ともいえるのが、市内各地で自噴する井戸「うちぬき」です。その数はなんと約3,000本。町の至る所で清らかな水が湧き出しており、生活・農業・工業など幅広く利用されています。
「うちぬき」という名前は、昔、人力で鉄棒を地面に打ち込み、竹を差し込んで水をくみ上げた工法に由来します。現在では、鉄パイプを地下に打ち込んで地下水を取り出していますが、この伝統的な名称は今も受け継がれています。
この「うちぬき」は、昭和60年に環境庁より**「名水百選」**に選定されました。全国でわずか100ヶ所、愛媛県内では3ヶ所しかない名水の一つとして、全国的にも知られています。
「名水」とは、単においしいだけでなく、水質が優れ、地域に根差した貴重な水資源であることが評価されたものです。中でも「うちぬき」は、「安全」「おいしい」「美しい」と三拍子そろった水。全国利き水大会では、平成7年・8年に2年連続で日本一に選ばれた実績もあります。
「うちぬき」の水は、柔らかな口当たりの軟水で、一年を通じて水温変化が少なく、安心して飲めるのが特徴です。
市内には自由に水を汲める場所もあり、観光の一環として多くの人が訪れています。
当ホテル周辺にも「うちぬき」の湧き出るスポットがございます。
西条ならではの自然の恵みを、ぜひ体感してみてください♪